ふうせんかずらさんとの合同研修会のご報告
- bubethels
- 6月20日
- 読了時間: 3分
更新日:6月23日
梅雨明け前の6月ですが、30℃を超える暑さが続いています。
6/16〜6/20頃は七十二侯で梅子黄(うめのみきばむ)。その名の通り、梅の実が黄色くなって熟す季節です。
「梅雨」とは梅の実が熟す頃の雨に由来するとも言われていますが、今週に入ってから傘の出番がほとんどありません。水不足や作物への影響が懸念されます。

さて、約1ヶ月前の5月28日に、NPO法人ベテルスの令和7年度前期合同研修が行われました。
ベテルスでは年に2回、自立援助ホームで働くスタッフ全員を対象とした研修を実施しています。
普段は一人体制での勤務が多く、お互いに顔を合わせることも少ないですが、常勤・非常勤・ボランティアが集う貴重な機会となっています。
今回は、相模原市里親養育包括支援センターふうせんかずらさんにお邪魔して、合同での研修会を実施しました。
ふうせんかずらさんは、相模原市のフォスタリング機関として、里親家庭のサポートを行われています。
当日は、ふうせんかずらさんより4名、ベテルスより15名の、合計19名が参加しました。
研修の目的は以下の2点です。
①お互いにどのような機能・役割を担っているかを知ること。
②今後の連携に向けた顔合わせと交流。
ふうせんかずらさんからは、里親制度についての説明や、フォスタリング機関として実施されている普及啓発・リクルート事業、研修・トレーニング事業、委託推進等事業、訪問等支援事業の内容について発表していただきました。
お話しいただいた中でも、里親さんからの相談をいつでも受けられるように、夜間の電話対応を交代で行われているという点が印象的でした。
里親さんが決して一人で抱え込まないように、一緒に子育てするという強い想いがひしひしと伝わります。
長年、相模原市で里親支援の活動を続けてこられたふうせんかずらさんの働きが、里親さんや里親家庭のお子さんたちにとっての安心感と成長に繋がっていることを実感しました。
ベテルスからは、自立援助ホームの働きや、自立支援プログラム「ぶどうの種」について発表させていただきました。
ぶどうの種は、リービングケアの一貫として昨年度から開始したプログラムで、退居後に頼れる相談先の見学、家事や金銭管理に関する講習、調理実習、一人暮らし体験を一年間で実施します。
昨年度は男女6名の入居者が参加し、特にステップハウスを利用した一人暮らし体験では、「実際に一人暮らしする前に練習できて良かった」といった声が挙がっていました。
今後もホーム内での実践を積み重ね、将来的には他施設や里親さん家庭のこどもたちにも広げていきたい旨のお話をさせていただき、今後の連携についての展望も垣間見える時間でした。
座席は3グループに分かれており、それぞれの発表のあとにはグループディスカッションで感想と質問を交わし合いました。
各グループとも、時間が足りない程に盛り上がっており、お互いの働きや、大切にしていることについて、より理解を深めることができたのではと思います。
研修終了後は、ふうせんかずらさんにご用意いただいたお弁当と、スタッフが用意した手作りプリンをいただきながら、意見交換の時間を持ちました。
ベテルスではファミリーホームを運営していることや、里親登録しているスタッフが数名いることもあり、日頃から身近な存在であるふうせんかずらさん。
これまで関わりのあったスタッフにとっても、初めてふうせんかずらさんを訪れたスタッフにとっても、今回の研修は学びの多いひと時となりました。
今後も相模原市のこどもたちの育ちを支える仲間として、共に繋がり合い、協力し合う道のりの一歩となれば幸いです。
貴重なお時間を提供してくださったふうせんかずらの皆さん、ありがとうございました!