昨年末、ホームの男の子たちと、自立後の自炊を想定した調理実習を実施しました。
実習の準備にあたり、簡単で実用的なアイデアを模索する中で、「これだ!」と思えるものをYouTubeで見つけました。「節約」で検索すると、「生活」「飯」「レシピ」「術」「一人暮らし」など、自立生活に役立つさまざまなノウハウを紹介した動画が豊富にあり、今の時代は調べさえすれば、親切に教えてくれるツールがたくさんあることを改めて実感しました。私自身も今回の準備を通じて多くのアイデアに触れ、いくつか実践しています。その中の一つである「作りおき」のアイデアを、実習に取り入れてみました。
実習の前にはオリエンテーションを開き、あると便利な調味料や、既製品を活用したアレンジレシピ、栄養バランスや食費について話しました。また、実習当日は一緒にスーパーへ行き、コスパの良い食材や便利な既製品を紹介しながら買い物をするなど、実践的な体験も取り入れました。
実習では、予想以上に男の子たちが興味を持って取り組んでくれました。自炊のイメージを具体的に持つことができたのではないかと感じています。その場で「またやりたい!」という声も上がり、次につながる良い経験となりました。子どもたちと調理を通して交流を深めることができ、「食」には人と人をつなげる大きな力があり、とても大切なものだと改めて実感しました。

