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大地と生きる国 モンゴルを旅して

 念願だった憧れの地、モンゴルを旅してきました。日本の約4倍の国土を持つモンゴルですが、その大半は広大な草原が広がっています。人口はおよそ横浜市と同じほどで、多くの人々が都市部に集中して暮らしているそうです。そんなモンゴルとは、一体どんな国なのでしょうか?


 チンギスハン国際空港から、これから数日お世話になるゲルまで、バスに揺られて約2時間。到着した頃には空には満天の星が輝いていました。翌朝、私は馬の嘶きで目を覚まし、ゲルの外に顔を出すと、2匹の犬を従えた少年が、見事な手綱さばきで半野生の馬たちを操り、広大な大地を颯爽と駆け抜けていく姿が目に飛び込んできました。


「モンゴルに来たんだ!」と、胸が高鳴った瞬間でした。



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 朝の草原では、小さな子どもたちがヤクの乳しぼりを手伝っていて、その働きぶりにも感心させられます。私はというと、のんびりと馬に乗って草原を散策。途中、ヤクや牛たちが気ままに散歩している姿に何度も出会い、そののどかな風景にすっかり癒されました。



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 モンゴルでは、すべての生き物が素朴で、たくましく暮らしています。人も動物も、そして自然までもが調和して生きている——そんな美しさに心を打たれました。

 


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一方で、モンゴルは1990年代、世界情勢の影響を受けて市場経済を導入し、急速に都市化も進めています。首都・ウランバートルにも足を運びました。市内には「MONGEN HOSPITAL」という総合病院があり、今回は特別に見学と簡単な診察を受けさせていただく機会もありました。近代的な設備の整った病院で処方される薬が、すべて薬草由来であることにとても驚きました。太古の昔から続く遊牧生活の中で、病気やケガは日常の一部。身近な草花を使った治療法は、祖父母から子ども、孫へと代々受け継がれ、今もなお大切に守られています。そんな伝統医療を現代の医療現場でも取り入れている病院の姿勢から、モンゴルの人々の精神性の高さと自然への深い敬意を感じました。



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学びに満ち、心が豊かになるモンゴルの旅。忘れられない体験となりました。

 
 
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